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ゆるやかに進行中!! [高齢ハハのつぶやき]

土曜日の夕方からすぐ上の姉が来てくれているので、昨日の午後から実家にいってません。
たまにはお任せです。

昨日の午前中。
通販で注文していたハハのベッドと低反発のマットが届いたので実家に持って行きました。
これで少し母の腰の負担が軽くなるといいんだけど。

私が行って少しして「おいおい」と父の呼ぶ声がしたので母の代りに私が行きました。
「おはよう なにかな?」と声をかけると、
「おおきたか  これをな。。。してくれ」相変わらず要領を得ない指示の出し方。
何とかいくつかの誘導尋問で理解し、そのようにするが、本来人を頼まなくても自分でできること。
「お父さん今は私がやったけど、手が動くんだから今ぐらいの事は自分でできるでしょう。自分でできることは自分でやって」と言うと途端に表情が変わりました。


「いつもは自分でやってる」
「じゃあ今だって自分でできたでしょう?」
「俺の周りは敵ばっかりだ!!」

(は!?  敵?)

さすがに情けなくなって泣きそうになりました。

「なんでそういうこというかなあ  情けないよ。 こんなにみんなお父さんのために頑張ってるのに敵なんて言われるんだ」
「ああうるさいうるさい」
「こんなにあたしだってお母さんだって頑張ってるじゃん。 それなのに敵なんて言われるんだ」
「そう思ったんならそれでいいじゃないか」
「思ったんじゃなくてお父さんが言ったんでしょう」
「俺の口から出たんだからしょうがねえ」
それきり黙った父。


情けなさで力が抜けてくのがわかりました。


病気が言わせてるとわかっていてもこちらも生身の人間です。
言われればキスつくしいやな気持にもなります。


父の事はそのままにして姉と二人ベッドを搬入し、折り畳みベッドなので悪戦苦闘しながらセッティング。
私一人だったらどうにもならなかったな。
姉がいるときでよかった。

その後また父の呼ぶ声がした。

入っていった私を見て姉と間違ったのか
「〇〇(私の名)は帰ったのか?」と聞くので自分の鼻をさしながら
「〇〇はわたし」というと笑って
「ああそうか 」と言いましたさっきの事はどこ吹く風。

「何?」と聞くと
体の向きを変えたいというので、最初はベッドの移動の事かと思って業者さんじゃないと動かせないよと言ったらそうではなくベッドの上でちょっと頭と足のほうを逆にしてみたかったようです。
たまには気分を変えたいんだろうからとさせてあげることにしました。
私なら多少遠慮があるのは自分でも力を入れるので移動そのものはそんなに大変ではないんです。


移動させた後落ち着いたのを見計らって
「おとうさん 体が自由にならなくてイライラするのもわかるけどさ、敵なんて言われたらやっぱりつらいよ」
と静かに話したら、
「お前たちの気持ちは俺だってわかってるんだよ  おれの性質がこんなだからすぐにいじいけたような拗ねたような事言ってな  」
「お父さんは一人じゃないんだよ娘だっている。女房だっている。兄弟だっている。みんなで支えるからそれにはお父さんにも頑張ってもらわないとやれないんだよ」

もうこの話も何度目だろう。
話せば分かってくれる(その時は)
でも、また同じ状況はやってくる。

「みんなでやってくしかないよな」
呟くように言って涙を流した父。
ティッシュを渡したらしきりに目をぬぐっていました。


少しずつ確実に認知症が進んでいます。
攻撃性は落ち着いてきましたが被害妄想が出始めています。
虫などの幻覚もあります。
自然の流れには逆らえないのでしょうね。
むしろ穏やかになってくれるならばそれも一つの道かなと思います。


どんな状況になっても親子の絆は切れませんから、自分の許容範囲を超えないように頑張ります。

介護が始まるとき頑張らない介護を目指しますと宣言しましたが、撤回します。
介護ってやはり多かれ少なかれ頑張る覚悟がないとできません。
ただその許容範囲は人それぞれ。
自分の許容範囲をしっかり見極め、それを大きくはみ出さないこと。

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コメント 4

元気

こんばんは。

お疲れ様です。暑いですね。
体力消耗しますから、水分摂って下さいね。(^o^)

>介護が始まるとき頑張らない介護を目指しますと宣言しましたが、撤回します。
介護ってやはり多かれ少なかれ頑張る覚悟がないとできません。

そうですね。そう思います。
何にだって、それなりの覚悟が必要ですよね。
介護だって例外じゃないですよね。(笑)

頑張りは、目に見えなかったり(認知症が進むお父様相手ですから)、認めてもらえないことも多い(敵発言)ですよね。
目に見えなかったに認めてもらえないのでは辛いですよね。

赤ちゃんの世話をする際って、赤ちゃんがご機嫌だと嬉しいですよね。
はんたいに、泣き叫ばれると困ってしまいます。
もしかしたら、赤ちゃんも言葉が通じないことがモドカシイのかもしれません。
言葉を話されるお父様ですが、もしかしたら、日本語を話すというだけの赤ちゃんと同じなのかも知れません。
親子であっても他人の事情など我関せずです。
お父様のご機嫌が良いことがizunosuke さんのご機嫌が良いことに繋がると良いなと思いました。

一人で出来たことが出来なくなること。
人に頼まねば出来なくなること。
それは、本人にとって、とても辛く情けないことだと思います。
認知症が進むことで、辛いこと残念なことを忘れることが出来るなら…
本人にとっては、都合の良い身体の機能であると思います。
周りは大変ですが、行く道です。
我々もいずれ… 同じ道を辿ります。
出来ることをする。それしかないのかも知れません。
(失礼な言い方でしたら、ごめんなさいね)

>その後また父の呼ぶ声がした。

呼べば来てくれる娘が居る幸せ。
呼ばれて駆けつける父が居る幸せ。
そういうササヤカナ幸せもあると思います。

どうか、頑張り過ぎない(!)ように、頑張って下さい。(^o^)丿


by 元気 (2009-07-27 23:12) 

izunosuke

元気様。
コメントありがとうございます。
どうしても暗くなってしまいます介護の話は…。
今どっぷり負のスパイラルにはまってしまっていて、あがいてもあがいても逃げられません。
すっごく心が弱くなっていて、思ってはいけないことまで考えてしまいます。
泣けてきます…。
by izunosuke (2009-07-28 14:07) 

元気

izunosuke さん。

私も…
なんだか泣けてきました…
文を読むだけで辛さが伝わってきました。

どうしても介護は暗くなります。
負のスパイラルにはまりがちです。
あがいても逃げられません。

心は、強いときばかりではありません。
弱いとき、どうしようもないときあります。

そういうときは…
いっぱい寝て下さい。空を見て下さい。草をみて下さい。
それから、ノンちゃんを見て下さい。
きっと、元気がもらえるはず。
色々なものから元気がもらえることに気がつく、余裕。
それが一番必要なのかも知れませんね。
心が弱いときは、頑張らず、どうか元気を補充して下さい。

by 元気 (2009-07-28 20:54) 

izunosuke

元気様。
本当に本当にありがとうございます。
言葉の力って大きいですね。
吐き出すだけでも軽くなる。
そして受け止めてくれる人がいるとそりゃあもう言葉にならないくらい力になるんです。
聞いてくれるだけでも、気にかけてもらうだけでも力になるんです。
今日は少しスパイラルを抜けつつあります。
by izunosuke (2009-07-29 13:10) 

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